ハードとソフト、プログラムとファイル、ファイルとフォルダ、の関係について整理します。
また、全角と半角 、ローマ字入力とかな入力、の関係についても整理します。
パソコンはハードウエアとソフトウエアから構成されています。略してハードとソフトです。
ハードは硬いもの、形があるものです。キーボードや、マウスのように触ることができます。
アメリカ旅行中「Hardware」と書いた店をのぞいたら、金物屋さんでした。鍋や包丁が並んでいました。
ソフトは直接手で触ることができません。ハードディスク等の記憶装置の中に記憶されています。
使用するときは記憶装置から読みだして、画面表示したり、見たり聞いたり、印刷することができます。
パソコンは道具箱です。ハードやソフトは道具です。道具は何もやってくれません、道具は使いこなして初めて機能を発揮します。使いこなすためには訓練が必要です。
ソフトはプログラムファイルとデータファイルに分類できます。通常はプログラムとファイル、と言います。
音楽、写真、文書、これらのファイルとして記憶されているものはすべてソフトです。
もちろんプログラムもソフトです。
プログラムにはいろいろな種類と役割があります。私たちが使うプログラムはアプリケーションプログラムです。最近はアプリと言うことが多くなりました。「キーボードガイド」や「好みのタイプ」はアプリです。
ファイルまたはデータファイルはプログラムによって作られます。ファイルはそれを作ったプログラムまたは他のプログラムで使います。例えばエクセルで作った名簿がある場合、エクセルがプログラムで名簿がファイルです。
プログラムやファイルはハードディスク内に保存されています。ディスクは円盤です。CDやDVDも円盤です。
DVDの円盤はDVDプレーヤーから出し入れができますが、ハードディスクは円盤が密封されているので、円盤の出し入れができません。そのためプログラムやファイルはUSBメモリ等にコピーして、他のパソコンとやり取りします。
ファイルとフォルダの関係は本と本棚の関係に似ています。入れ物とその中身の関係です。
プログラムファイルやデータファイルは種類や目的に応じて分類し、フォルダ内に保存されています。
パソコン、ハードディスク、フォルダ、ファイル、の関係は、家、部屋、本棚、本、の関係に似ています。パソコンとハードディスクはハードですが、画面上ではソフトとして扱います。コンピュータやCドライブと言う名前で、仮想フォルダとして扱います。
パソコンで作業する場合は最初に『プログラムを起動』します。
プログラムを起動すると、ハードディスクから読み込んでメインメモリに記憶されます。
プログラムがメインメモリ上で動いているときはタスクと呼ぶことがあります。
パソコン本体内の主要な装置は、CPU、メインメモリー、ハードディスク、です。
CPUは日本語で中央演算処理装置です。通常はそのままCPUと言います。
メインメモリーは日本語で主記憶装置です。MMとか、単にメモリーとも言います。
ハードディスクは日本語で外部記憶装置です。HDDとか、固定ディスクと言うこともあります。
昔のパソコンは本体内にCPUとメインメモリがあり、ハードディスクは別の箱に入っていました。
なので、メインメモリが主記憶装置に対して、ハードディスクは補助記憶装置とか外部記憶装置ということがあります。CD、DVD、USBメモリ等も補助記憶装置であり、外部記憶装置です。CDやDVDの円盤は記憶媒体と言うこともあります。
作業を終了する場合は『プログラムの終了』をします。プログラムの起動や終了の操作方法はお決まりの手順があります。キーボードガイドや好みのタイプの操作手順を思い出してください。
MyEditというアプリがあります。メモや日記を書くことができます。
MyEditを起動したら、ハードディスクからMyEditを読み込んで、メインメモリに記憶させます。同時に、メインメモリの中に中身がカラのファイルが新規作成されて、画面表示されます。
画面上で日記を書いたら、最後に名前を付けてファイルを保存してファイルを閉じ、プログラムを終了します。この結果ハードディスク内のドキュメントフォルダに日記ファイルが保存されます。
既存の日記ファイルを使う場合は、ハードディスク等からメインメモリーの中に読み込みます。このことをファイルを開くと言います。
作業が終了したら「上書き保存」をしてファイルを閉じます。「名前を付けて保存」をすると、開いたファイルは元のままで、新しいファイルが作成されます。保存しないで閉じることもできます。その場合はファイル内容は元のままで更新されません。
プログラムを終了したら画面から消え、メインメモリからも消えます。しかし、プログラムの内容は変わらないので、プログラムを保存する必要はありません。
点字は6個の点を組み合わせて64種類の文字が表現できます。
コンピュータは8個の点を組み合わせて256種類の文字が表現できます。8個の点をバイトと呼びます。
これでは漢字やかなが表現できないので、16個の点すなわち2バイトでも表現するようになりました。
理論的には約3万2千種類の文字が表現できます。
前者が半角文字または1バイト文字で、後者が全角文字または2バイト文字です。
画面表示したり印刷するときは高さが同じで、半角文字の横幅は全角文字の半分です。
漢字やかなは全角文字です。英字や数字は全角文字と半角文字があります。
英字には大文字と小文字がありますが、全角英字と半角英字のどちらにも大文字と小文字があります。
数字にも全角と半角があります。1月から9月までは全角数字で表示し、10月から12月までは半角数字で表示してあるのを見たことがあります。
キーボードで、右手人差し指を置くホームポジションのキーには英字の「J」と、ひらがなの「ま」が書いてあります。
このキーを単独で押すと、半角小文字の「j」が入力されます。Shiftキーを押しながら押すと、半角大文字の「J」が入力されます。
半角全角キーを押して全角入力モードに切り替えると、全角小文字の「j」、全角大文字の「J」、ひらがなの「ま」、カタカナの「マ」のいずれかが入力できます。
また、漢字を入力するには、ローマ字入力をしてかな漢字変換する方法と、かな入力をして漢字変換をする方法があります。
PC-Talkerを使用する場合は点字入力もできます。
ストレージは倉庫です。パソコンではデータの保管庫で、ハードディスクまたはSSDのことです。ここはハードディスクの説明ですが、保管庫としての機能はSSDも同じです。SSDの読み書き速度はハードディスクの5倍から6倍です。
ハードディスクは硬い円盤です。CDやDVDは円盤の出し入れができるが、ハードディスクは円盤が密封されていて取り出せないので、固定ディスクと言うこともあります。
メインメモリは読み書き速度は早いが、高価で少容量です。電源を切ると中身は消えます。
ハードディスクは読み書き速度は遅いが、安価で大容量です。電源を切っても中身は消えません。
これらを適材適所で使い分けます。
ハードディスクの読み書き速度はメインメモリと比較すると低速ですが、CDやDVDと比較するとはるかに高速で、高密度大容量です。精密機械なので円盤が密封されています。尚、ハードディスクに替わる高速大容量の SSDも登場しています。
プログラムファイルやデータファイルはすべてハードディスクの中に保存されています。
プログラムを起動したときやファイルを開いたときは、ハードディスクから読み込んでメインメモリに記憶させます。CPUはプログラムに従って、高速に計算やデータ処理をします。
電源を切るとメインメモリの中身は消えてしまうので、ファイルの内容が変わった場合はハードディスクに保存してからファイルを閉じます。内容が変わらないか、変わっても保存したくないときは保存しないでファイルを閉じます。
プログラムを終了すると、画面から消えますが、プログラムそのものは内容が変わらないのでハードディスクに戻す必要がありません。
ハードディスクは、パソコン購入時は通常CドライブとDドライブの2区画に分けてあります。
AドライブとBドライブはフロッピーディスク用ですが、今は永久欠番?です。
Eドライブは DVDです。
USBメモリー等をつないだら、Fドライブや Gドライブが増えて、Zドライブまで増やすことができます。
Cドライブはほとんどのプログラムとファイルが保存されています。
Dドライブは主に作業用として使用します。
Eドライブ以降はバックアップや他のパソコンとの受け渡し用として使用します。
パソコン購入時にハードディスクが Cドライブだけで、DVDが Ⅾドライブの場合もあります。
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